山林を購入したいと思ったら、どうやって探せばよいのでしょうか?
通常、宅地や建物などを売買するときは不動産業者が仲介するものですが、一般の街の不動産屋さんでは山林は扱っていません。
山林物件を探す方法とは
山林を扱う業者は少ないですが、ネットが普及した今、そうした業者による田舎暮らしをしたい人や別荘地を探す人向けの物件情報がネット上で見られるようになりました。
その中で、特に地目の表示がなくても面積が大きく価格が安いものは山林であることが多いのです。
また、地目が山林となっていても実際には宅地といった場合もあります。
この他に、山林の物件情報は地元のこんな機関や人から得られます。
- 役所、裁判所
- 森林組合
- 金融機関
- 不動産業者
- 建設業者
裁判所は意外かもしれませんが、他の不動産同様、競売物件の山林もあるからです。
また、国有地や公有地で売りに出されているものもあり、こちらもネットで検索できます。
国有地・公有地は自分が所有している土地が接しているなど一定の要件を満たせば、格安で購入できる場合もあります。
購入後、森林組合に管理を委託することもできます。
購入時のポイントとは
不動産についての情報が集まりやすいところといえば、金融機関、不動産業者、建設業者でしょう。
希望の地域をしぼりこんで、地元の機関や業者を回って足で探すのも大切なことです。
こうして山林の情報を集めたら現地を見に行くことになりますが、購入する土地の選定にあたってまずはこんなポイントを確認しておきましょう。
- 土地に入る道があるか
- ゴミや産廃が放置また埋められていないか
- 法的な規制
- 抵当権が設定されていないか
公道に面していれば良いのですが、私道や私有地を通らなければいけない場合はその所有者に借地料を払うなど交渉が必要になります。
道路沿いなど、ゴミや産廃が捨てられやすい場所は避けたいものです。
山林には様々な規制がかけられていることがあります。例えば、市街化調整区域や保安林に指定されている場合は建物を建てることはできません。その土地にどんな規制があるのか役所や森林組合で確認しましょう。
登記簿を調べ、抵当権が設定されていれば売買によって抹消できるのかどうか確認する必要があります。
山林の売買情報を探したり、物件を確認することは、ほとんど自分でできます。
実際の購入取引きにあたっては、特に競売物件や抵当物件の場合など、山林売買に慣れている不動産業者に仲介を依頼した方がよいかもしれません。